高速バスのメリット・デメリット

 

今や長距離移動の手段として欠かせない存在となった「高速バス・夜行バス」。ここまで多くの人に支持されるようになったのは高速バスに多くのメリットがあるから。高速バス(夜行バスも含む)のメリットとデメリットについてまとめてみたい。

◆高速バス(夜行バスも含む)のメリット

「最大のメリットは低価格」

高速バスの最大のメリットはなんといっても、その安さにあると言えるだろう。例えば東京駅から新幹線で京都駅まで行くとすると、12,710円掛かる。しかし、高速バスを利用すると、なんと3,000円台から料金設定がある!この価格差は大きい。とにかく料金を安くあげたいという利用者に圧倒的に支持されている最大のメリットである。

「乗り換えなしの直行便」

電車や新幹線では、どうしても直通便がない・・・というルートでも、高速バスでは直行便の設定がある場合が多い。特に目的地が観光地の場合は、出発地から直接目的地の目前まで運んでくれるので、電車から電車への乗り換え、電車からバスへの乗り換え、さらに徒歩区間など複雑なルートを取らずに行けるというメリットがある。

「より近い場所で乗車、下車できる」

一つの都市の中にもバス停や集合場所が複数設置されている場合があり、より出発地、目的地に近いところから乗車し、目的地に近いところで下車することができる。交通網の発達した首都圏ではあまり感じないかもしれないが、地方都市だと新幹線に乗ろうにも新幹線の駅までが遠いということも多く、身近な場所から高速バスに乗れるのは大変便利である。

「夜行バスでは時間を有効活用できる」

夜間に走行する高速バス(夜行バス)では、夜出発して翌朝目的地に到着するので、寝ている間に目的地まで連れて行ってもらえるというメリットがある。電車や飛行機に比べると乗車時間が掛かってしまう高速バスではあるが、寝ている時間を使って目的地まで行けるので大変便利。飛行機や電車に比べて乗車時間の長い高速バスであるが、夜間走行中に睡眠が取れれば乗車時間の長さも気にならないだろう。

◆高速バス(夜行バスも含む)のデメリット

「乗車時間が長い」

高速道路を利用するとはいえ、飛行機や新幹線に比べると、乗車時間が長くかかってしまう。新幹線の2倍以上の時間がかかることもあり、その分身体への負担も大きい。

「到着時刻が確実とはいえない」

渋滞や事故、悪天候などで、到着時刻が大幅に遅れることがあるのも高速バスのデメリットの一つだろう。後に遅れることの出来ない用事を控えているとか、飛行機への乗り換えがあるなどの時には、注意が必要になる。

「夜行バスで眠れなかった場合は次の日がつらい」

夜行バスは利用者が睡眠を取れるように、座席などにも工夫がこらされている場合が多いが、それでも途中PAでのトイレ休憩などで睡眠が細切れになり、なかなか熟睡できないという時もある。早朝には目的地に着くので、睡眠が取れていないと次の日の行動に影響が出てしまう場合もある。

いかがだろうか、何事にもメリットとデメリットはつきものである。メリットを大いに活かしつつ、デメリットを許容できる範囲に抑えることができるような利用の仕方ができれば言う事無しである。