台北の空港アクセス

台湾桃園国際空港は、航空会社によって利用するターミナルが異なっていて、ターミナル間はスカイトレインまたはシャトルバスで移動できます。空港内には案内所や両替所、ビジネスセンター、医療施設などがそろっているので、安心して利用することができるでしょう。

台北桃園国際空港から市内へのアクセス

台湾桃園国際空港から市内へは、エアポートバスがリーズナブルですが、荷物が少なければ高速鉄道を利用するのが便利です。また、ホテルによっては空港とホテルを直接結ぶバスを運行しているところがあり、エアポートバスよりも料金は割高になります。利用したい場合は宿泊予約をする際に問い合わせてみましょう。

タクシー

空港公認のタクシー乗り場は、第1、第2ターミナルともに税関を出て正面やや右側にあります。料金はメーター制で市内まで900~1000元程度です。空港乗り入れ料に、空港発のみ表示額の5割増が加算されます。

エアポートバス

空港から市内へは4社が運行しています。所要時間は通常1時間ほどで、15~30分間隔で運行しています。チケットは到着ロビーを出た先にある各社のカウンターで購入できます。なお、エアポートバスは乗車と降車のバス停が異なるので、気を付けましょう。

運行会社 目的地 所要時間 運賃 経路
國光客運 台北車站 55分(國光号)/15~20分 125元 啓聰學校→庫倫街→台泥大樓→國賓飯店→台北車站
松山機場 50分(國光号)/20~25分 125元 行天宮→民權龍江→民權復興→松山機場
70分(中興号)/20~25分 83元 啓聰學校→酒泉街→承徳路→民權中山→民權林森→民權吉林→民權松江→民權建國→民權龍江→民權復興→民權敦化→松山機場
長榮巴士 循環 60分/15~20分 150元 酒泉街→MRT民權西路→MRT雙連→長榮海運→興安國宅→MRT南京東路→復興南路→MRT忠孝復興→MRT忠孝新生→長榮桂冠酒店→六福客棧→松江新村
飛狗巴士 松山機場 50分/15~20分 140元 行天宮→MRT忠孝復興→MRT國父紀念館→光復南京路口(榮民服務處)→王朝大酒店→長庚醫院→松山機場
大有巴士 (東線)市府轉運站 60分/30分 145元 美麗華飯店→MRT南京東路→MRT忠孝復興→福華飯店→遠東国際飯店→君悦大飯店
(西線)喜來登飯店 75分/30分 90元 圓山大飯山→台泥大樓→喜來登飯店(空港へ向かう場合は、晶華酒店、國賓飯店、華泰王子飯店も経由、通勤車の場合の目的地は台北車站)

高速道路

高速鉄路(台灣高速鐵路)で市内へ向かうのも便利な交通手段の一つです。運賃は30元、所要時間は20分程度で、日中は5〜15分間隔で運行しています。

台北の交通事情

台北市内の交通手段はMRT(新交通システム)とタクシー、市内バスがあり、どれも充実しています。タクシーは日本よりも安く、利用しやすいです。観光にあたっては、主にMRTを使い、下車後にバスやタクシーに乗り換えるというのが時間と費用の節約になるのでおすすめです。

MRT

MRTは、大部分が高架式の文湖線と地下鉄式の新店線・板南線、区間の半分が高架で新店線に乗り入れている淡水線など、台北市内を縦横に走っています。台北市民のみならず観光客にとっても重要な交通手段のひとつになっています。旅行者におすすめの路線は、ほぼ全沿線が繁華街となっている板南線です。台北駅で淡水・新店線と、忠孝復興駅で文湖線とそれぞれ接続しています。

運賃

運賃は乗車区間によって、20元~65元と異なります。子ども(115㎝以下)は無料です。切符は単程票(片道切符。トークン式)と使用当日に限りMRTの全路線を何回でも乗り降りできる一日票(1日乗車券)の他、チャージ式プリペイドカードの悠遊卡(ヨーヨーカー)があります。悠遊卡のチャージは各駅のチャージ機やコンビニで、100元からチャージできます。

MRT利用の時間制限

改札を通ってからどこかの駅で下車するまでの時間は、2時間までという制限があります。時間をオーバーすると20元の追加料金がとられるので気を付けましょう!

飲食・喫煙の徹底禁止

MRT駅構内および車両内のあちこちに「飲食禁止や喫煙禁止」のポスターが貼ってあります。チューイングガムもNGです。もし口に入れているところを見つかれば、場合によっては7500元の罰金を取られます。

バスの乗り継ぎ

悠遊卡を使えば、MRTからバスに乗り継ぐ場合、またバスからMRTに乗り継ぐ場合も、バス料金の割引サービスを受けることができます。サービスの受け方は、悠遊卡をバス乗車時に使うだけで、自動的に記録されます。バス料金は8元割引になります。ただし乗り継ぎは1時間30分以内に行わなければならないので、くれぐれも気を付けましょう!

タクシー

台北のタクシーは、日本のタクシーに比べて料金が安いので、上手に利用するとよいでしょう。3~4人のグループ旅行なら、バスよりもタクシーの方が安くなるので確実に便利です。料金はメーター制で、初乗りは1.25kmで70元です。その後は250mごとに1メーター分の5元が加算されます。待ち時間は1分40秒につき1メーターで、23:00~6:00には深夜料金の20元が加算されます。料金の目安は市内の移動が200元以内、士林夜市や天母地区へは250元程度です。

チャーターする場合

7時間で3000~4000元が目安です。走行距離や待ち時間により異なります。事前に交渉し、決めた料金は必ず紙に書いてもらいましょう。

バス

台北の市バスは路線が多く、市内のほとんどの地域を網羅しています。MRTとバスの両方をうまく活用すれば、効率よく移動できます。しかし、路線数は数多く便数にもばらつきがあるため、旅行者が使いこなすのは少し難しいでしょう。市内エリアの運賃は一律15元で、士林夜市、天母地区、故宮博物院、忠烈祠など郊外へ行く場合は30元となります。運行時間は6:00~23:00頃です。

幹線公車

幹線公車は、主要道路を走る通勤用の路線です。専用バスレーンを使う区間もあり、ほかのルートを行くバス路線よりも早いです。

小型公車

陽明山や新北投温泉、猫空などの郊外と台北市街を結ぶ路線には、20人乗り程度の小型バスが運行されています。このバスは、台北市街にはバス停があっても、山地に入ると固定されたバス停がありません。市街以外では運転手に伝えれば、好きな場所で降りることもでき、手を挙げて停めればどこからでも乗車できます。