イーティーシー(ETC)とは 高速・夜行バス用語集

 

ETCとはノンストップ自動料金収受システムのことである。

正式名称は、Electronic Toll Collection System(エレクトロニック・トール・コレクション・システム)。高速道路などの有料道路を利用する際、料金所で停止することなく通過できるシステムで、無線通信を利用して車両と料金所のシステムが情報交換を行い、料金の収受を行う。通行料金はクレジットカードを利用した後払いでの支払いとなる。

ETCを利用するにはETC車載器を車両に取り付ける必要がある。また、取り付ける際、車載器には設置する車両の情報を登録しなければならない。(セットアップ)セットアップは有料である。

ETCレーンを通過する場合、ETCカードをあらかじめ車載器に挿入し、車載器によるカードの認証を終えていなければならない。終えていなかったり、何らかの異常がある場合、ETCレーンの開閉バーが開かないので、注意したい。ETCレーンには、「ETC専用」レーンと「ETC/一般」混在レーンがある。「一般」レーンではETCは利用できない。ETCレーンがない場合、収受員のいるレーンで収受員にETCカードを渡すと、料金の精算ができる。

2006年11月1日からは二輪車にもETCが導入されている。

ETC専用のインターチェンジ「スマートインターチェンジ」も存在している。

ETC割引制度の拡充が、ETC普及の一因となった。ETC割引制度には、深夜割引、早朝夜間割引、通勤割引、ETCマイレージサービス、社会実験割引などがある。

ETC利用率は、2007年8月現在 67.1%である。利用率は7割弱で高止まりの傾向にある。

ETCの普及により、繁忙期の料金所渋滞が解消または軽減している。